大好きな息子を失いました

日々の気持ちを吐きだしたく思った事を書いてます。

12月7日 Part2

前回からの続き


警官に案内されたのは、外へ出て署の一角にある


事故車両などを検証する様なガレージみたいな小屋へ


え?なにここ?こんな小屋に息子が?


パレットみたいな薄い板の上に息子が、毛布一枚掛けてあるだけで


横たわっていた。


毛布を少し開けると、亡くなった時のままの顔


顎のラインに沿って赤いあとが(縊死でした)


舌も出たままで目は半開き、私はその顔見た途端、「何でこんな事したの」


「何で電話に出てくれなかったの」と泣きながら


息子の顔を撫でた。


息子が亡くなったのは6日の午前中で、発見されたのは7日の朝


5日に何度か息子に電話してたんだけど出てくれなかったのです。


警官がこの署は遺体の安置場所が無くって、隣の所轄ならあるので


そちらに移しますか?と聞かれたが早く連れて帰りたかったので


もう、葬儀屋さんに連絡したのでここで待ちます。と


葬儀屋さんを待って居る間に、遺体検案書を取りに行ったり


死亡届出を出しに行ったりした。


葬儀屋さんを待ってる間に、私の妹と一緒に母も警察署に着いた。


息子の乗った葬儀屋の車を見送った後、妹は仕事があるからと帰って行ったので


母は私達の車に、旦那と3人で葬儀屋に向かう事になった。


葬儀屋に着くまで終始無言、誰も話せ無い状態でした。


私はポロポロ泣くだけ・・・


葬儀屋に着いてまず、息子に御線香をあげて顔を撫でた。


冷たくなった息子、どうしてこんな事になったのだろう?


そんな事を考えながら葬儀屋さんと葬儀の話を進める。


ここの葬儀屋さんとても小さい所で遺族が泊まれる所も無く


通夜と葬儀をするだけの設備しか無い事がわかり


それじゃ、息子と一緒に居られないと思い。


家で行う事にしたのです。湯灌に入れて貰ってから次の日の午後


ようやく、息子が家に帰って来た。


寒かったね、ゴメンね、家に帰って来たよ。と息子に話かけた。


棺で眠る様に横たわっている息子の顔を見て安心した。


警察署で見た息子の顔から寝てるような顔、今にも起き上がって来そうな顔になってた。


この時に困ったのが携帯電話の指紋認証、友達に連絡したくても出来ない。


初期化してしまうとデータが無くなると旦那に言われ


友達にも連絡しなかった。それと遺影、これも携帯電話の中に息子の写真があるので


どうする事も出来ず。


唯一大人になった息子の写真があったのは免許証だったので、その写真が遺影となった。


このブログを書きながらも涙が流れて来る、昨日の事のように思い出してしまうので


今日もここでお終いです。

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